自己改革への取り組み
JAグループでは、「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、相互扶助の理念に基づき、消費者の皆さんへ安全・安心な国産農畜産物をお届けし、農業者の所得増大、地域の活性化を実現するために、様々な自己改革に挑戦しています。
私たちJA南アルプス市では、「農業者の所得増大」を柱に、事業計画を策定し実行することにより自己改革を実践していきます。
営農指導関連
営農指導員の育成と資質の向上
- 営農指導員の増員を図ると共に、専門資格の取得、各種研修会の受講などに積極的に取り組み、営農指導員の育成と資質の向上に努めます。
担い手への出向く営農指導体制の充実
- 管内を3つのブロックに分け、人員配置を整備し、出向く営農指導体制の整備を目指します。
基準の統一に向けた取り組み
- スモモ・ブドウの品種格付け基準の統一を目指します。
果樹の改植に向けた取り組み
- 優良品種への改植に取り組みます。
- 改植の際、収入を得られるまでの期間短縮のため大苗の供給増大に取り組みます。
果樹の増殖に向けた取り組み
優良品種である、モモの「夢桃果」「夢みずき」・スモモの「皇寿」・ブドウの「ブラックキング」「甲斐ベリー7」・サクランボの「甲斐ルビー」「アルプス紅扇」・カキの「大和百目」の増殖を推進いたします。
品質向上・所得向上に向けた取り組み
- 生食用種ありブドウの面積を縮小し、優良品種への転換を推進します。
- ブドウ「シャインマスカット」の糖度保証に取り組みます。
農作物盗難防止装置の推進
- 農作物の盗難防止に向け、富士通と共同開発した「果樹盗難抑止システム」盗難防止センサーの利用推進に取り組みます。
休耕園や遊休農地・耕作放棄地の有効利用
- 農地中間管理機構を利用した農地の有効活用に取り組みます。
安定生産設備の整備
- 果樹の生産に欠かせない、採取器や開葯器の整備に取り組みます。
土づくり対策の推進
- ばら撒き堆肥の供給を推進します。
- 有機オリジナル配合肥料の軽量化と普及に取り組みます。
果樹新品種の栽培基準への対応
- 「シャインマスカット」「夢みずき」「皇寿」「甲斐ルビー」の栽培基準へ対応します。
病害虫防除暦の更新・検討
- 毎年防除暦の見直しを行い、より安定した生産に取り組みます。
販売関連
南アルプス市ブランドの普及
- トップセールスの実施など、南アルプス市と連携し、南アルプス市ブランドの向上を目指します。
付加価値販売への取り組み
- 糖度センサーを活用し、貴陽の大玉・糖度保証による優位販売に取り組みます。
- シャインマスカットの氷感庫施設を利用した優位販売に取り組みます。
直売所の集客の拡大に向けた取り組み
- サクランボ・スモモ・モモ・ブドウ・カキ。それぞれの季節にイベントを開催し、集客の拡大に取り組みます。
市場動向に基づく販売への取り組み
- 市場等と連携した販売計画と情報交換の実施に取り組みます。
- 市場だけでなく、直売所、郵便局、全農食品・ふるさと納税返礼品、ネット販売、輸出など多様な販売チャンネルを利用した販売の増大に取り組みます。
積極的な消費宣伝活動への取り組み
- 市場で消費宣伝活動の開催に取り組みます。
- 各種販売店と協力し、リレー販売の実施に取り組みます。
統一共選に向けた取り組み
- スモモ・ブドウの出荷要領の統一に取り組みます。
経済関連
生産資材価格引き下げへの取り組み
- 近隣店舗の価格調査の実施に取り組みます。
- 農薬価格の引き下げに取り組みます。
- 共選出荷資材の統一を目指し、出荷容器価格の引き下げに取り組みます。
低コスト資材の普及
- 低コスト肥料「PKセーブ※」の取り扱い拡大に取り組みます。
- 低コスト原紙「AKライナー※」の取り扱い拡大に取り組みます。
※PKセーブとは、燐酸とカリを抑え土壌の健全性を損なわないように開発された肥料のこと。
※AKライナーとは、原紙成分を少なく強化剤を多くした素材で、安価に製造することが出来る。
金融関連
農業メインバンク化へ向けた取り組み
農業所得増大・地域活性化
- 利子補給、保証料助成を活用した資金提案を行います。
- 農業融資情報・資金調達方法の提案を行います。
- 食農教育の助成に取り組みます。
生活メインバンク化へ向けた取り組み
金融サービスの提案・地域貢献
- 各種相談に応える体制(税務・ローン・年金・相続)に取り組みます。
- 年金友の会の各種特典増加に取り組みます。
利用者保護のための取り組み
- 金融機能不正利用(振り込め詐欺、反社会的勢力等)から利用者を守る取り組みを行います。(特に高齢者)
業務基盤強化、健全性確保に向けた取り組み
- 内部統制の構築に取り組みます。
- ローンセンターを設置します。