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夏山シーズン前に 山小屋へ物資を輸送(19.6.1)

 

JA南アルプス市は6月1日、南アルプス市内の広河原から南アルプス連峰の1つ、北岳の山小屋「肩の小屋」へ向け、食料品や日用品の荷揚げを行いました。

標高2~3千mの場所にある山小屋は地上から物資を運ぶことが難しく、ふもとの広河原からヘリコプターで輸送し、6月の山開きに備えます。

この活動はJAと地元業者が合同で行っているもので、旧芦安村にJAの支所を開所した1980年頃から始まり、40年近い歴史があります。

JAは現在「肩の小屋」と「両俣小屋」の2棟の物資の供給を担当しており、登山客に快適に山小屋を利用してもらえるよう、毎年夏山シーズンを迎える6月~9月末頃まで定期的に輸送します。

この日は天候が比較的安定している朝8時から荷揚げを開始しました。事前にJA職員が広河原まで運び込んでいた野菜や卵、牛乳などの生鮮食品や、クッキーや缶詰などの加工食品、台所用洗剤やカレンダーなどの日用品計43品目、約2.6tを450㎏ごとにまとめ、ヘリコプターに繋いで広河原と山小屋を往復し運び込みました。

JA経済部経済事務課小沢武裕課長は「ヘリコプターは強風や天候不順の時は飛ばすことが出来ないため、予定通りに行かない事もあって大変だが、日本有数の豊かな自然環境を持つ北岳へ多くの方に来ていただけるよう今後も協力していきたい」と話しました。

 

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