ブドウ棚で空中カボチャ栽培(19.7.12)
2019.07.16
JA南アルプス市女性部員の河西時子さん(76)は、昨年からJA管内のブドウ園で、ブドウ棚の一角を利用してカボチャを空中栽培しています。
肥料の配合や敷きわらを敷くなどの工夫をすることで、今年は直径30㎝ほどもある大きなカボチャが実りました。
カボチャはJAが運営する道の駅しらね農産物直売所で販売します。
カボチャを空中栽培する場合はミニカボチャなど小さい品種を育てることが多いが、河西さんの畑では「みやこ」など3品種のカボチャを栽培、直径20㎝~30㎝ほどの大きさのものが60個ほど実っています。
ブドウ棚が頑丈なため、重さでたわむこともないといいます。
地面で育てる従来の方法よりも風通しと日当たりが良いため、傷や虫の被害が少ないこと、またカボチャの葉が茂ることで日陰が出来て暑さがしのげるというメリットがあります。
さらにブドウと同じように傘を掛けて栽培したことで、日焼けを防ぎ変色したカボチャも少なかったそうです。
栽培している7aの畑には現在、使っていないブドウ棚が1/4ほどあり、その部分を利用して35本の苗を種から育てたそうです。
河西さんは「つるが伸びてくると毎日畑に通って誘引作業を繰り返すのが大変だったけど、去年より立派なカボチャがたくさん育ったのでうれしい。直売所でも空中栽培のカボチャの良さをPRしたい」と話していました。