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露地シャインマスカットの出荷が始まりました(19.8.23)

 

JA南アルプス市では8月23日、露地ブドウ「シャインマスカット」の統一共選を開始しました。

藤田共選所にはこの日、生産者から約1tの同品種が持ち込まれ、JA職員が粒の大きさや傷の有無などを検査し全国の市場に向け出荷しました。

同共選所長谷川智弘営農指導員は「昨年より1週間ほど遅い出荷となったが、食味が良く高品質のものが揃った。これから出荷量も増えてくると思う」と話しました。

JAでは数日前から、営農指導員が「シャインマスカット」の園地を訪れ、果実を破壊せずに糖度の測定が出来る透過式モバイル糖度計を使用し糖度を測定、基準に達したブドウを収穫するよう生産者に指導してきました。

「シャインマスカット」は果皮が緑色のため、見た目から熟度を判別することが他品種と比べ難しく、JAでは糖度計で糖度を確認し収穫時期を見極めることを推奨しています。

JA営農指導課の手塚英男課長は「今年は悪条件の中、少しでも規格に合ったブドウの出荷を受け付けて、生産者の収入アップに繋げたい」と話します。

「シャインマスカット」は皮ごと食べられて食味が良いことなどから人気を集めているブドウで、同JAでも販売面積が年々増加しており、昨年度は同JAが取り扱うブドウの中で販売数量が最多となりました。

JAでは今年度、「シャインマスカット」について昨年より約60t多い344t、ブドウ全体では約1,260tの販売を計画しています。

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