長野県の農業高校がJAに視察に来てくれました(19.12.27)
2019.12.27
JA南アルプス市が導入しているブドウ「シャインマスカット」の長期保存技術について学ぶため、長野県下伊那農業高校の生徒が12月27日、JA西野共選所を訪れ保冷施設等を見学しました。
「シャインマスカット」品種の長期販売について試験研究に取り組む同校園芸クリエイト課、アグリサービス課の2年生6人と引率者1人の計7人が、「シャインマスカット」を保存している保冷庫「長期貯蔵氷感コアシステム」を見学しました。
生徒らは、保存の際に「シャインマスカット」を包むMA包装資材を利用している現状について、JA営農指導課手塚英男課長から説明を受けました。
JAでは同品種を新鮮な状態で保存し、贈答などの需要が高まる12月に出荷する有利販売に取り組んでいます。
同保冷庫はステンレス製の床に5ミリアンペアの電流を流し、静電気を発生させて氷点下でも凍らずに保存する仕組みです。
酸素、二酸化炭素の量を最適な状態に保つプラスチック製の包装資材でブドウを包むことで、長期保存を可能にしています。
JA手塚課長は「長期保存が可能となり、計画的な出荷が出来ている。安定した価格で販売を続けていきたい」と話した。