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枯死症を防げ 桃の若木の剪定講習会(20.2.28)

2年目の若木を剪定する清水指導員(左)

 

JA南アルプス市豊共選所は2月28日、樹齢3~4年の桃の若木で多く発生する「枯死症」対策として、豊支所管内の園地で桃の若木に対する剪定講習会を開きました。

枯死症は桃の木が衰弱し枯死してしまう障害で、これを防ぐには冬季剪定が非常に重要となります。

この日は組合員32名が参加。JA清水大輔営農指導員が講師となり、植えてから2~3年目の若木を剪定しながら講義を行いました。

清水指導員によると、枯死症は冬季に強く剪定した切り口や、枝の基部を残す、いわゆる「でべそ切り」が原因となり、切り口が癒合せず枯れこんだり、胴枯病菌等に感染したりすることで発症します。

それを防ぐため、若木の剪定は厳寒期を避け3月上旬頃より行うこと、太枝の切り口には必ず癒合剤を丁寧に塗ること、「でべそ切り」による切り残しを作らないよう枝の基部を残さない「すり切り」で剪定することなどを指導しました。

清水指導員は「若木は冬季剪定後も春~夏にかけ、定期的に様子を見て、必要に応じて剪定をするなどしっかり世話をしてあげてほしい」と話しました。

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