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凍霜害の対策懸命に JAが呼びかけ(20.3.17)

早朝、火のついたスチール缶に燃料を足す小野さんの家族

 

JA南アルプス市では3月13日より、早朝の気温低下により凍霜害の恐れがあるとして、管内の農家へ注意と対策を呼び掛けています。

JA営農指導部職員が管内の園地を巡回した3月17日には、管内各地域の気温が早朝の午前4時50分時点で氷点下1~2.4℃程となり、今後の果樹への影響が懸念されています。

JAでは3月16・17日の最低気温が氷点下2~3℃になる可能性があるとして、果樹栽培者へ向け多孔質乾燥資材「霜ガード」の事前散布などの対策をEメールや放送で広く呼び掛けていました。

JA管内は昨年の3月17日にも凍霜害を受けており、その後のサクランボや桃、スモモ、柿などの果樹の結実、収量へ1年間に渡って影響を及ぼしました。

百田支所管内の小野勝さん(73)のスモモ「貴陽」の約10aの園地では、木材系燃料を入れたスチール缶を100個ほど設置、明け方から火を焚いてシモコン(空き缶に燃料を入れる燃焼法)による凍霜害対策を行っていました。

園地を巡回した営農指導課手塚英男課長は「今年は暖冬により生育が早く、凍霜害が心配されるので、開花期は気象条件を確認しながらの対応を続けたい」と話していました。

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