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サクランボ新品種「アルプス紅扇」収穫(20.6.3)

アルプス紅扇を収穫する手塚有紀さん

 

今年3月に品種登録されたばかりのサクランボ「アルプス紅扇」の収穫作業が6月3日、JA南アルプス市管内の農家手塚良紀さん(65)の園地で行われました。

同品種は「紅秀峰」の芽条変異種で、「紅秀峰」よりも7~10日ほど収穫が早く、早生品種に分類されます。

大粒で糖度が高く、結実が安定している、果実が軟化しにくいなど「紅秀峰」と同等の優れた品種特徴を持ち、山梨県オリジナル品種にも指定されています。

良紀さんによると、今年は豊作傾向にあり、生育は昨年とほぼ同等です。

まだ実を付ける木の本数が多くないため、今年は共選出荷をせずに宅配などを中心に消費者に届けていくということです。

この日は手塚さんの息子の手塚有紀さん(31)が収穫作業を行い、真っ赤に色づいた「アルプス紅扇」を1つずつ丁寧に収穫していました。

良紀さんは「他の品種と比べて実が柔らかくなりにくく美味しく食べられる期間が長いため、贈り物にするのも安心出来る。サクランボ狩りでも評判が良い」と笑顔を見せました。

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