大玉スモモ「貴陽」初出荷(20.7.15)
2020.07.15
スモモの生産量日本一を誇るJA南アルプス市の5共選所は5月15日、大玉高級スモモ「貴陽」の統一共選を開始しました。
百田共選所ではこの日、46㎏が生産者から持ち込まれ、営農指導員が着色や傷の有無などを検査した後、各地市場へ出荷しました。
同品種は南アルプス市湯沢の農家、故高石鷹雄さんがスモモ「太陽」の研究から生み出した、一般的なスモモの2~3倍の重さとも言われる大玉品種。
糖度が17度を超えるほど高く酸味が少ないのが特徴で、そのおいしさから贈答用としても人気があり、JAの特産品の1つとなっています。
今年は昨年より4日早い出荷となりました。同共選所河西秀人営農指導主任は「梅雨に入り降雨の影響が懸念されるが、ピークに向け出荷量の増加を期待したい」と話しました。
JA営農指導部手塚英男次長は「原産地として上質な同品種の生産を目指しており、収穫時期や選果など厳しい基準となるが、生産者には頑張って取り組んでもらいたい」と話しました。
JAは今年度、スモモ全体で約1,400tの販売を計画しています。