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秋季剪定講習会 せん孔細菌病対策徹底を(20.9.11)

生産者に剪定方法を指導する斉藤営農指導員

 

JA南アルプス市は、昨年から県内で流行している桃のせん孔細菌病を防ごうと、各地域で生産者に向けた秋季剪定講習会を開いています。

9月11日には飯野支所管内の園地で行い、生産者60人が参加しました。

秋期に剪定すると冬期よりも枝が細い為、切口が小さく枯れ込みが少ない点や、葉が散る前で樹冠下の光の入り具合を確認出来るといったメリットがあり、冬期剪定の前に行うことを推奨しています。

飯野共選所斉藤洋一営農指導員は、実際に桃の樹を剪定しながら適正な方法を指導しました。

加えて今期は、同時に同病に感染した枝や葉を取り除くこと、取り除いた枝と葉は必ず園地の外で処分することを生産者に呼びかけました。

また、経済部職員が電動剪定ハサミの実演を行い、剪定で腕を酷使し痛めてしまうといった農家に向けた商品を紹介しました。

その他「令和2年度自然災害被害果実加工利用促進等対策事業」の一環で、同病により被害を受けた園地の支援内容について説明を行いました。

営農指導部手塚英男次長は「昨年の台風19号の影響で同病の感染が拡大した為、秋季剪定をしっかり行って感染期となるこの秋の防除を徹底してほしい」と話しました。

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