第6回フルーツ俳句大会 入賞作品が決定しました(20.9.24)
2020.09.24
第6回JA南アルプス市俳句大会の入選作品が決定いたしました。
全国から2,037句の応募を頂き、厳正なる審査の結果、下記の句が選ばれました。
ご応募いただいた皆様、ありがとうございました。
一般の部
JA南アルプス市組合長賞
新米の 袋にちいさき 棚田の名
南アルプス市長賞
レトロバス どの道行くも 柿赤し
南アルプス市商工会長賞
桃熟るる つめたき重さ てのひらに
入賞
桃を食ふ 幼馴染みに 会ふごとく
恐ろしき 世を淡々と 茄子胡瓜
サワラナイデと いふ桃を 買ひにけり
佳作
朝市の トマトに余熱 ありにけり
吊鐘の 鳴りわたる村 柿の秋
柿を食ぶ くち一杯に 陽の甘み
掌に余る 桃に吸ひつく 童かな
みどり児を 受け取るやうに 桃を捥ぐ
白桃の 夜の深みに 匂ひたる
桃食らう 指より光 こぼしつつ
桜桃や 姉妹均しき お下げ髪
小中学生の部
JA南アルプス市組合長賞
さまざまな トマトが光る カゴの中
佳作
ばあちゃんの 生まれた家に つるしんぼ
富士山の ふもとで食べる サクランボ
太陽を あびて真っ赤に トマトです
鉢の中 鳥がかじった ミニトマト
熟柿食ふ 指紋に匂ひ つきにけり
オレンジの 夕日と一緒に 柿を食う