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ブドウ雨除け施設説明会 品質向上へ(20.11.6)

施設の外観
説明する手塚次長(手前右)と参加者

 

JA南アルプス市は11月6日、同JA飯野支所管内の園地にて、短梢栽培のブドウ園地用雨除けトンネル施設の説明会を開き、生産者38人が参加しました。

当JAは以前ブドウの雨除け施設を試験導入しましたが、地域特有の強風により破損し断念した経緯があります。

今回の施設は風の影響を受けないハウスを目指して改良されたもので、設置が可能となれば雨による病害や高温障害などを防ぎ、品質の向上や収穫量の増加が期待できます。

同施設は、樹の上にパイプをトンネル状になるように組み合わせ、フィルムを設置したサイドレス構造で、以前導入した施設よりも使用するパイプを太くすることで耐久性を上げており、2種類の散乱光フィルムを選ぶことが出来ます。

この日は同施設を施工した明友機工株式会社、監修したJA全農やまなしの職員が施設の機能などを説明しました。

参加した生産者からは、病気や光合成への影響や、遮光率などについて質問が上がっていました。

営農指導部手塚英男次長は「昨年、今年と7月の長雨の影響で、巨峰群品種は晩腐病が蔓延し、壊滅的な被害を受けている。自然災害から少しでも果実を守るため、対策を進めていきたい」と話しました。

現在JAでは、長梢作りの園地向けの試験施設も施工しており、完成次第説明会を開く予定です。

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