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新しい剪定方法を学ぶ サクランボ講習会(21.1.26)

講義をする内藤指導員(中央)

 

JA南アルプス市は1月26日、西野支所管内の組合員園地にて、ハウス栽培のサクランボの冬季剪定講習会を開き、生産者29人が参加しました。

山形県のサクランボ農家黒田実さんが考案した独自の剪定手法「一本棒三年枝栽培」を参考にした講習で、内藤聡営農指導員が講師を務め、品種「佐藤錦」を実際に剪定しながら講義を行いました。

この手法はJAが従来指導している方法よりも枝数が少なく、摘果、摘葉をしないなど省力化出来る事が特徴で、JA管内の一部の生産者が数年前から取り入れています。

枝数を減らすことですべての枝に陽が当たりやすい状態にし、果実の大玉化を促進するため、農作業の負担軽減、高品質化が期待できます。

同支所管内の生産者から手法を学びたいとの声が上がっており、今回の開催となりました。

生産者からは剪定する枝の選び方や今後の枝の伸び方についての質問が多く上がっていました。

営農指導部手塚英男次長は「この手法は、基本的には従来の変則主幹型に独自の手法を加えたもので、高品質化、また省力化が期待出来る」と話しました。

また、JA管内は昨年から雨が少ない状態が続いており、このまま続くと乾燥による枯れ込みや結実不良が心配されます。

内藤指導員は「特に4~5年生の若木は乾燥に弱いので、積極的に灌水をして欲しい」と呼びかけました。

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