スモモ「貴陽」収穫 7月11日より出荷(21.7.11)
2021.07.14
西野支所管内の専業農家浅川豊さん(65)のスモモ園で7月13日、高級大玉スモモ「貴陽」の出荷が始まり、鮮紅色に色づいたスモモの収穫作業に追われています。
当JA管内はスモモ生産量日本一の産地で、同スモモ発祥の地です。JAでは7月11日より同スモモの統一共選を開始しました。
「貴陽」は重さが250~300グラム程にもなる大玉のスモモで、「世界一重いスモモ」としてギネス記録にも登録されています。
糖度は17度以上と高く、甘みと酸味のバランスが良くジューシーな味わいが特徴です。
浅川さんはスモモを中心にサクランボ、ブドウ等を生産する果樹専業農家で、25年ほど前から「貴陽」を栽培しています。
平成29年には、県果樹・野菜共進会から同スモモ農家の最優秀賞を受賞しています。
スモモ園は20aの広さで、桃やスモモで多い立木栽培ではなく、ブドウ等の栽培で使用される棚栽培を取り入れています。
浅川さんは「冬の剪定は立木の3倍くらい労力が掛かるが、その分摘果や収穫が脚立を使わずに立ったまま出来て、木全体に日が当たるので高品質の果実が出来る」と話します。
営農指導部手塚英男次長は「品質の高い貴陽を継続して生産しており、今後も地域の技術力向上に努めて頂きたい」と期待を寄せています。
「貴陽」について、今年は結実率が良く豊作傾向にありますが、7月の降雨による裂果とそれによる果実落果が心配されるということです。
当JAは今年度、スモモ全体で約1,250tの販売を計画しています。