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赤系の皮ごと食べられる新ブドウ「甲斐ベリー7」試食説明会(21.9.21)

「甲斐ベリー7」を手に説明するJA手塚次長

 

JA南アルプス市は9月21日、西野共選所にて新品種の赤系ブドウ「甲斐ベリー7」の生産者向け試食説明会を開き、80人を超える生産者が参加しました。

「甲斐ベリー7」は赤系品種で青リンゴのような香りが特徴の「サニードルチェ」と「シャインマスカット」を親に持ち、大粒で皮ごと食べられ、華やかなマスカットの香りを有しています。

山梨県果樹試験場が開発した県オリジナル品種で、山梨県内のみの限定栽培品種となります。

近年、産地や市場からは皮ごと食べられる食味の良い赤系品種の開発が求められており、山梨県はこれに合致した「甲斐ベリー7」が普及する事を期待しています。

収穫時期は「シャインマスカット」とほぼ同時期の8月下旬頃からとなっています。

 

説明会では営農指導部手塚英男次長が「甲斐ベリー7」の育成経過や品種特性、現段階で推奨する栽培方法等を説明し、参加者からは必要な資材や樹勢についての質問が挙がっていました。

その後山梨県から特別に提供されたブドウを全員で試食しました。

参加者は「マスカット香が強く、なめらかな食感でおいしい。親品種それぞれの特徴を感じる」と話しました。

 

手塚次長は「ブドウ栽培に占めるシャインマスカットの割合が大きくなっており、各色のブドウでバランスを取る為にも同品種の位置付けは大きい」と期待を寄せています。

JAは今秋、希望する組合員へ向け苗木を供給して行く予定です。

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