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あんぽ柿出荷開始(21.10.4)

持ち込まれたあんぽ柿を検査するJA職員

 

百田共選所は10月4日、「あんぽ柿」の統一共選を開始し、324㎏が4軒の生産者より持ち込まれました。

昨年より3日早く、初日としては出荷量が例年より多いということです。

持ち込まれた柿は「平核無(ひらたねなし)」という品種で、担当職員が乾燥の度合いや色合いなどを厳しく検査した後、全国各地の市場に向け出荷しました。

「あんぽ柿」は皮をむいた渋柿を硫黄で燻蒸して乾燥させたもので、一般的にころ柿よりも水分量が多く、和菓子のようなとろりとした食感が人気の加工品です。

当JAでは古くから生産が盛んで、管内で生まれた柿の品種「大和百目」や「勝平」なども多く製造されています。

今回出荷となったのは専用施設で乾燥させたもので、昔ながらの天日乾燥のものは今月下旬~来月上旬に出荷が始まる予定です。

今年度から、原料柿を購入し加工をする生産者に対しては危害分析重要管理点(HACCP)に沿った衛生管理が必須となり、JAは毎日の行程を記録するなど、管理の徹底を呼びかけています。

営農指導部手塚英男次長は「あんぽ柿は製品化するまで作業工程が多く、HACCPに沿った記録や管理の徹底をお願いしたい」と話しました。

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