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スモモ生産の支援事業説明会 米国産スモモ輸入解禁を受け(21.10.18)

県担当職員(右)の説明を聞く生産者

 

スモモの生産量日本一を誇るJA南アルプス市は10月18日、山梨県の「すもも産地競争力強化支援事業費補助金」の説明会を各共選所で開きました。

農水省が8月に米国産スモモの輸入を解禁したことを受け、県が追加補正予算案を議会に提出し実現したもので、米国産スモモに負けない高品質なスモモを安定的に生産できる体制を強化する狙いがあります。

説明会には県議会議員も出席し、生産者にブランド力の強化を呼びかけました。

櫛形共選所ではスモモ生産者35名が参加し、県担当職員から優良品種への改植や、スモモの安定生産に係る施設・機器の導入など、同補助金の対象事業についての説明を受けました。

生産者からは対象となる優良品種の確認や、「米国産スモモと日本のスモモの販売時期はいつ重なるのか」といった質問が挙がりました。

説明会に出席した桜本広樹県議会議員は「米国産スモモは4月から11月頃まで生産されると聞いており、スモモだけではなく桃やブドウの販売時期とも重なり、影響が懸念される」と話した上で、

「農家の方が優良品種を安定して生産出来るように、県としても支援をしてブランド力を強化して行きたい」と挨拶しました。

スモモの輸入解禁を巡っては、農水省から事前の情報提供が官報やホームページでの告知に留まり、県やJAに直接通知していなかったとして産地から不満の声が挙がっていました。

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