冬の剪定を指導 樹形形成に大きな影響(21.12.9)
2021.12.16
JA南アルプス市は12月上旬、各地域で桃、スモモの剪定講習会を開き、冬期の果樹の管理方法を指導しました。
12月9日には飯野支所管内の園地で開催し、生産者38人が参加しました。
斉藤洋一営農指導員が講師となり、桃の若木と成木を実際に剪定しながら、残す枝と取り除く枝の選択方法などを示しました。
若木は骨格形成を第一に考えるため、樹形に大きな影響を与えない枝については出来るだけ残し、多くの葉を確保するよう呼びかけました。
斉藤指導員は「最近は天候が安定しない年も多く見られるため、以前より穏やかな剪定にして様子を見ると良い」とアドバイスしました。
冬期の剪定は、作業性の良い樹形に整え、木全体に光が当たるようにするために重要な作業となります。
手塚英男営農指導次長は「樹作りの基礎となる整枝剪定をしっかり行う事で、年間を通しての作業がやりやすくなる。より多くの生産者に学んで頂きたい」と話しました。