天日乾燥のあんぽ柿出荷に向け目合わせ会(22.11.25)
2022.11.29
百田共選所で11月25日、天日乾燥で作るあんぽ柿の目合わせ会を開き、生産者27人が参加しました。
近年は施設乾燥方式が増えており、天日で乾燥させて作る昔ながらの作り方は少なく貴重な製法です。
目合わせ会では、JA職員が現物を見せながら水分量や着色などの基準を説明しました。
また、数日前に南アルプス市の広い範囲で濃霧が発生し、水分の付着などで製品に影響が出る可能性があるため、製造工程の硫黄燻蒸を再び行うなどの対策を呼びかけました。
当JAでは10月7日から施設乾燥のあんぽ柿の統一共選が始まっており、天日乾燥は11月27日から受け付けています。
百田共選所河西秀人営農指導係主任は「今年は全国的に豊作傾向にある。基準をしっかりと守って高品質のあんぽ柿を出荷してほしい」と話しました。
あんぽ柿は渋柿を皮むきし、硫黄で燻して蒸し、乾燥させたもので、干し柿の中でも水分量が多く、和菓子のような食感が特徴です。
当JAでは今年度、「あんぽ柿」や「枯露柿」などの干し柿で約65t、柿全体で約180tの販売を計画しています。