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白紋羽病対策資材の普及を進める(23.11.13)

「T‐プロテクト」を苗木の周りの土に混ぜる日本タルク株式会社の社員(左)とJA営農指導員
T-プロテクト

 

JA南アルプス市は11月25日より、サクランボや梨などの果樹を枯らす白紋羽(しろもんぱ)病に対して、予防や回復に有効と考えられる土壌改良剤「T‐プロテクト」を組合員に向け販売を開始します。

令和5年3月に行った現地実証試験の結果、白紋羽病の発生を抑えられている事や、使い方が分かりやすく扱いやすい事から、白紋羽病の発生している園地や苗木を植える際に活用を勧めていきます。

11月13日には、地元ケーブルテレビの番組内で「T‐プロテクト」の使い方を放送するため、営農指導員と「T‐プロテクト」を開発した日本タルク株式会社の社員が、JAの園地で再び現地試験を行いました。

「T‐プロテクト」は1袋1.3㎏程で、菌床を取り出しスコップなどで崩して土と混ぜて使用します。

試験では、既に罹患している木に対して、根元を掘り起こして60℃程度のお湯をかけ白紋羽病菌を減らし、周囲の土に「T‐プロテクト」を混ぜる成木向けと、苗木を植える際、土に「T‐プロテクト」を混ぜてから植え付ける苗木向けの2通りの方法を紹介しました。

どちらの場合も1株あたり2~3個使用します。

白紋羽病は土の中にいる白紋羽病菌が木の根に感染し、根を腐らせ木が枯れてしまう病気で、土の中で症状が進むため気づきにくく、様々な果樹に感染するリスクがあります。

「T‐プロテクト」は非病原性の白紋羽病菌を農業資材化したもので、白紋羽病の対策に特化しています。

土壌に混ぜることで土壌中の有用菌が増殖し、結果感染を防ぐ効果が期待出来るということです。

営農経済部手塚英男次長は「土壌中の病害は気付かず手遅れとなるケースが多い。同資材を活用する事でリスクを減らしたい」と期待を込めました。

当JAが運営する経済店舗「アグリガーデン」で注文を受け付けます。

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