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管内で唯一青パパイヤ出荷 Aコープ直売コーナーで販売(24.11.12)

青パパイヤを収穫する中嶌さん

 

JA南アルプス市Aコープ店の直売コーナーに、10月下旬頃から青パパイヤが並んでいます。

栽培している中嶌義夫さんは南アルプス市で青パパイヤを出荷している唯一の農家です。

市内では珍しい野菜ですが、リピーターが多く店頭に並べるといつも完売するそうです。

きっかけは4年前、埼玉県の青パパイヤ園を見た地元の友人から話を聞いた事でした。

定年まで山梨県警の警察官として活躍して来た中嶌さんは、農業の経験はありませんでしたが、消毒や剪定が必要ない事や、周りに栽培者が居なかった事で「面白そうだな」と感じ、家族が借りていた農地の一部で栽培を始めました。

最初の1年は勉強に費やし、次年から栽培・出荷を始めたそうです。

「木を大きく、早く育てる為には土づくりと水やりが大切。肥料を工夫したり苗を取り寄せたり、楽しみながら研究している」と話します。

現在自宅周辺で3カ所・計10aの農地を借り、45本の木を育てています。

1本の木から20~30個程収穫出来て、終盤になるとパパイヤの葉を乾燥させた「パパイヤ茶」や小さな実を細長く切って加工した「乾燥パパイヤ」を製造・販売し、そちらも人気を集めています。

中嶌さんは「パパイヤは酵素が豊富で体に良いし、葉もお茶にしたり畑の肥料にもなって捨てる所が無い。パパイヤは面白いよ」と笑顔を見せました。

青パパイヤの出荷は霜が下りる12月初旬頃まで、パパイヤ茶・乾燥パパイヤは春先までには売り切れる事が多いそうです。

現在Aコープ白根店・甲西店で定期的に販売しています。

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