オウトウ剪定講習・秀品増目指す(25.2.5)
2025.02.07

JA南アルプス市は2月より、管内各地区の園地でオウトウの剪定講習会を開いています。
南アルプス市内で生産者が最も多い西野地区では講習会を2月5日に開き、参加者の園地で秀品率を高める剪定方法を23人が学びました。
オウトウは太い幹に近い部分や頂部の芽が強く伸びやすいため、バランスの良い樹形にするために冬期の剪定が必須となります。
加えてサクランボ狩り観光に向け、実を手の届く低い位置に多く付ける事を意識した剪定が求められます。
講師を務めたJA営農指導員は実際に枝を剪除しながら、残す枝を見極めるポイントなどを指導しました。
営農指導員は「木の内側まで日が当たるように意識して、秀品が多く収穫できる木を作って欲しい」と呼び掛けました。
近年南アルプス市内では、温暖化による高温障害などの影響でオウトウの販売量が減少傾向にあります。
営農経済部手塚英男次長は「講習会や日々の営農指導活動で、高品質化・収穫量増加を目指したい」と話しました。