I&Iフルーツグロワーズの山日YBS農業賞授章祝賀会が開催されました。 (H25.1.29 桃源閣にて)
2013.01.30
1月29日、南アルプス市の桃源閣にて、第44回山日YBS農業賞で最高賞を受賞した、同市飯野の農業生産法人I&Iフルーツグロワーズ(飯野公一社長)の受賞祝賀会が開催され、農業関係者や市、JA役職員など約100名が出席、受賞を祝いました。
同法人は、農家の高齢化、後継者不足に伴い耕作放棄地が増えていく現状を目の当たりにした、飯野公一社長と伊東厚専務が、地域の農地を次世代に引き継ぐことを目的に、平成3年に共同で設立したものです。
現在は13・6ヘクタールの農地を、10人の社員と、アルバイトやパートなどで管理、スモモ・サクランボ・モモ・ブドウ・カキ・キウイフルーツなど多様な品目を生産し、長期間の果実販売を実践、加工品などにも積極的に取り組んでいます。
また、所有する農地の8割以上は遊休農地を借り入れて大規模経営を行っており、今後も農作業の効率化を図り、更なる規模拡大を目指しています。
さらに、環境にやさしい果物作りを心掛け、化学農薬の使用を1/3に押え、オリジナルの有機質肥料や籾殻の使用、雑草草生栽培等に取り組む。また、過剰な施肥を行わず、極端な大玉・大房生産ではなく、外観より食味を重視「消費者には、自分が食べて美味しいと思う果物を届ける」ことを基本とした生産活動を行っています。
祝賀会で飯野公一社長は「このような賞を貰う事は夢にも思っていなかった。しかし、私たちの目標はまだ達成していない。これからも地域の皆様に支えられ頑張っていきたい」と話していました。