夏山シーズンがスタート 南アルプス開山祭が行われました。
2015.06.27
6月27日、南アルプス連峰の玄関口、南アルプス市芦安芦倉の広河原にて南アルプス開山祭が開催されました。
会場となった広河原インフォメーションセンターには関係者など約200名が出席しました。
JAこま野の小池組合長は市、JA、商工会で作る南アルプス市観光協会の副会長として参加、開会式で「南アルプス昨年エコパークに登録され、多くの方が登山にいらしています。一番大切なのは安全であること、全員で安全を祈願し、夏山シーズンをスタートしましょう」と挨拶しました。
南アルプスとその周辺の10市町村は昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)より生物圏保存地域(エコパーク)の認定を受けており、関係者は南アルプスの自然を守り、活かすための活動を行っています。
式典では、100年前の案内人に扮した地元住民により、高さ約7メートルの三角に組まれた木に巻き付けられた蔓を、斧で切り払う「蔓払い」の儀式が行われ、参加者が切り払った蔦の門をくぐり登山の安全を祈願しました。
JAこま野では、南アルプス連峰の主峰、北岳の山小屋へ食料などを搬入しており、地元業者などと合同で、ヘリコプターによる食料の荷揚げを行っています。
また式典の中で南アルプス警察署が同インフォメーションセンターに「南アルプス警察署臨時派出所」の設置式が行われ、警察官が登山者の安全指導などを行ないます。