JAこま野甲州ぶどう栽培クラブがワイン産地の歴史を学びました(27.11.29 南アルプス市在家塚地区にて)
2015.11.30
JAこま野甲州ぶどう栽培クラブは11月29日、同JA在家塚直売所にて「南アルプス原七郷甲州誕生の軌跡~原七郷を歩く~」を開催、会員など約30名が参加しました。
この催しは、同クラブが手掛けるオリジナルワイン「南アルプス原七郷甲州」を育んだ産地の歴史的背景や魅力を学ぼうと初めて開催しました。
講師に、南アルプス市教育委員会文化財課の斎藤秀樹さんを招き、ワインを育んだ「原七郷」(南アルプス市の一部)の歴史を学びました。
まず座学では、古くは縄文時代から現代に至るまで、この地域の背景や、人口・産業の推移、様々な歴史上の人物との関わりなどを学びました。
その後、在家塚地区のまち歩きを実施、「月夜でも焼ける」と言われるほど水に苦労した地域の歴史を見て学び、昔の農機具を体験するなどしました。
また、地域の歴史の語り部として、在家塚地区の若尾敏男さんが地域の伝統や伝承、自らの体験を語り、参加者は興味深そうに写真やメモをとっていました。
参加した方は、「この地域に住んでいる私達でも全く知らない話が多く驚いた。こういった話も観光資源の一つだと思う大切にしていきたいし、ワインの魅力の一つになれば」と話していました。
同クラブでは毎年、地域の特性を生かしたオリジナルワインの醸造に取り組んでおり、今年で4年目、今年収穫した甲州種で仕込んだワインは来年初夏に同JAの直売所などで販売する予定となっています。