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シャインマスカットのモバイル糖度計、運用を開始 (H29.8.17)

HPモバイル糖度計 IMG_2841JAこま野は8月15日より、ブドウ用の太陽光を光源とした透過式モバイル糖度計の運用を開始、指導員が間もなく出荷を迎える園地を巡り糖度を計測しています。

この糖度計は当JAが国内業者に依頼し、主にシャインマスカットの糖度を調べるために製造されたもので、「平成28年度やまなし産地パワーアップ事業」を使用し県下に10台以上が導入、同JAには3台が導入されています。

このセンサー最大の特徴は世界初となる太陽光を光源とし果粒にセンサーを当て果粒全体の糖度を測定することができ、昨年から実用試験を重ねてきました。

太陽光を光源とする事で、電源が不要となり小型・軽量化され、収穫前の園地で果実を破壊せず糖度の測定が可能となったことで、収穫適期を可視化し、最適な時期に出荷が可能となります。

8月17日には、南アルプス市藤田地区の畑に当JAの長谷川智弘指導員らが出向き、シャインマスカットの糖度を測定、1aあたり10~20房を測定し園全体の平均値を算出、園主に収穫適期を伝えました。

当JAの手塚英男課長は「モバイル糖度計の導入で、安定した食味と糖度のシャインマスカットを消費者へ提供できる」とモバイル糖度計への期待を話しました。

今後当JAでは、8月25日からシャインマスカットの統一共選の開始を予定しており、収穫適期に合わせ収穫したシャインマスカットで品質の向上を図り、産地としての魅力を高めていきます。

当JAでは今年度昨年度より23t多い335tの出荷を計画、9月4日にはシャインマスカットの品評会を、5日には南アルプス市と合同でトップセールスを実施するなど、シャインマスカットの産地としてブランド化へ向け積極的に活動を行っていきます。

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