スモモ期待の新品種「皇寿」の出荷が始まりました (H29.8.21落合共選所)
2017.08.21
スモモの出荷量日本一を誇るJAこま野の落合共選所では、8月21日、大玉スモモ「皇寿」の出荷が行われ、検査員が共選作業に追われています。
「皇寿」は落合支所管内の小松寿裕さんの園より発見された新品種で、同じく大玉スモモの「貴陽」の枝変わりの品種です。
平成24年に品種登録され、現在同JA管内で増殖が進んでいます。
「貴陽」に比べて収穫期が1ヶ月ほど遅いのが特徴で、糖度15~18度、大きいものは300gを超えるなど、貴陽とほぼ同じ特徴をもっています。
また、皇寿は今年度から山梨県のオリジナル品種に認定され、更なる生産拡大が期待されています。
同共選所では8月20日から出荷が始まり、9月初旬まで出荷が続く予定ですが、「皇寿」はまだ生産者、生産量共に少なく希少な果実、この日も全体で約200kgのみの出荷でした。
営農指導部営農指導課の手塚英男課長は「南アルプス市で生まれた貴陽に続く大玉系の高級品種で、貴陽からのリレー販売も視野に入れて増殖を進めていきたい」と「皇寿」への期待を話ていました。