長期貯蔵のシャインマスカットを初出荷しました(H29.12.1 西野共選所)
2017.12.04
JAこま野は12月1日、シャインマスカットを従来の約2倍、最大4カ月間新鮮な状態で保存できる保冷庫「長期貯蔵氷感コアシステム」で貯蔵していたシャインマスカットを初めて出荷しました。
シャインマスカットは近年、人気の高まりと共に出荷量が増加。安定した貯蔵技術が確立することで他産地との競合を避け、需要が高まるクリスマスや年末年始の出荷が可能となりました。
昨年当JA西野共選所へ導入した保冷庫は、ステンレス製の床に5ミリアンペアの電流を流し、静電気を起こすことでマイナスの温度でも凍らずに保存する仕組みです。
出荷後も湿度を一定に保ち水分の蒸散を防ぐ特製の保存袋を新たに導入し、昨年の試験結果より良い状態で品質を保つことに成功しました。
保冷庫は最大10tの貯蔵が可能で、今年度は試験的に10月13日より数回に分けて合計約1.5tを貯蔵しました。今月末まで出荷を行う予定です。
当JA手塚英男営農課長は「今年貯蔵したほぼすべてのシャインマスカットが収穫直後と同じ状態を保ち出荷することが出来た。ピークと時期をずらすことで、高単価で安定して販売出来ることを期待したい」と喜びを語りました。