あんぽ柿の出荷順調です(H29.12.6 桃園地区)
2017.12.07
南アルプス市桃園の農家小林義朗さん(77)宅では12月6日現在、JAこま野の特産品「あんぽ柿」の出荷作業に追われています。自宅前の作業場は専用の台車に吊るされた柿が一面に並び、鮮やかなオレンジ色に染まっています。
小林さんの家は先代からあんぽ柿を生産しており、小林さんも小さい頃からあんぽ柿を生産しているというベテラン農家で、今年度当JAが実施した補助事業を利用してあんぽ柿専用の乾燥施設を設置しました。
これにより乾燥時間の短縮が見込め、また温度や湿度をコントロール出来るため、天候に左右されず安定した生産が可能となりました。
小林さんは「平核柿」や「大和百目柿」の2品種を使用、機械で皮をむき加工したあと天日で2週間、その後乾燥施設で5日間ほど乾燥し出荷しています。
あんぽ柿とは渋柿を硫黄燻蒸した干し柿の事で、通常の干し柿と違いトロリとした実と自然な甘さが特徴です。
小林さんは「今年は台風など天候に不安があったが、乾燥機の助けもあって色も形もいいものが出来てよかった」と笑顔で話していました。
今年小林さんは約9tのあんぽ柿を生産する予定で、出荷作業は年末頃まで続くということです。