果樹の大苗を組合員へ供給 苗の掘り起こしを行う(H30.11.22)
2018.11.26
JA南アルプス市は自己改革の一環として、南アルプス市と合同で果樹苗木の助成を行う「果樹振興事業」に取り組んでいます。
この事業はJAと市が定めた奨励品種の苗木を育成し、育成した苗木を組合員へ販売しているもので、地域特性に合った高品質で統一された品質の苗木の提供が出来ること、補助事業のため通常の販売価格よりも安く供給出来るなどの利点があります。
さらにある程度まで育成した大苗を販売するため、改植の際、収入を得られるまでの期間を短縮することが可能となるため、当JAでは奨励品種への切り替えも推進しています。
11月22日には営農指導員が同市平岡地区のほ場で春用苗木の掘り起こし作業を行いました。2年かけて1mほどに育った苗木をバックホーで掘り起こし、今年度分として14支所へ約400本を分配しました。
対象品種はサクランボの「紅秀峰」「ぽれん太」、スモモの「貴陽」「皇寿」、モモの「夢みずき」、柿の「大和百目」、ブドウの「シャインマスカット」「甲斐ベリー」などサクランボ、スモモ、モモ、柿、ブドウ、キウイフルーツの6品目、23品種。今年度は約8千本の苗木を供給する予定です。
手塚英男営農指導課長は「ほ場が成園となる確率が高くなり、モモの枯死病対策としても有効であるので、手間はかかるが農家のため事業を継続していきたい」と話しました。